秋の騎士とQPMと反射魔道士
2018年10月29日 Magic: The Gatheringお久しぶりです。
最近記事として残したいほどのことが無くて放置してましたがそろそろ何か書かないとそのまま忘れそうだったので書いてみます。
個人的には秋の騎士はクァーサルの群れ魔道士ほどは強くないと思ってはいましたが2マナの漁る軟泥を増やしたいという考えから1枚を秋の騎士に変更しました。代わりに減ったのは反射魔道士です。
最終的に増えたのは軟泥から復活の声になりましたが秋の騎士1枚は続投です。
バントカンパニーの3マナ域はカツカツで余裕はないのですが3マナ2/1のボディに4点ゲインならば反射魔道士の枠に入れてもいいだろうという考えからです。
理由はバントカンパニーがとるゲームプランにあります。
バントカンパニーはマナクリーチャーを7~8枚採用しているデッキではありますが、基本的には防御を重視します。
地上を固められてから飛行で攻撃するのです。
飛行クリーチャーがいなくても攻勢をかけられるタイミングを見計らってライフレースで勝ちに行きます。
最終的に復活の声が増えたのは守りから攻めに転じるきっかけにしやすいからです。
そのようなプランを取る上でまずは置物対策以外としてクァーサルの群れ魔道士と秋の騎士を比較してみると、
・群れ魔道士は賛美によって攻めに転じた後のキルターンを縮めることができる。
・秋の騎士は4点ゲインと残った本体によって耐えられる時間を引き延ばせる。
といったように完全に役割が違います。
そしてモダン環境はというとカードプールが広がるごとに加速しているのでより防御を重視した方がいいでしょう。
しかし2マナと3マナの差は大きく、デッキの構造上2マナ域は限界(6枚)まで削っていると考えているのでもう減らせません。
というわけで秋の騎士を1枚採用する考えとなりました。
では次に反射魔道士と比べてみます。主な役割はどちらも時間を稼いで有利な盤面を作りやすくすることとします。
反射魔道士はご存知の通り凶悪なテンポ取りカードです。
ですが3マナに見合った価値を生み出せるかは相手によって違います。1枚1枚はものすごく強力だが素直であるBGxやエルドラージ、1度場から離すことにも意味のある人間、コスト軽減に条件があり複数回軽減するのが簡単ではないクリーチャーが多いホロウワンといった相手には効果的ですがクリーチャーで攻めてくるデッキでも親和やドレッジなどといった異常とも呼べる速度で展開してくる相手には効果が薄いでしょう。
もちろんクリーチャーを主体としない相手ならばただの2/3です。
対して、どの相手にも3マナ2/1・4点ゲインとして一定の働きができ回復が不要な相手であれば3マナ4/3バニラとして使える秋の騎士は反射魔道士と似たような役割を果たすことができ、かつブレの少ないカードだと言えます。
集合した中隊を使う以外は引いてきたカードを使うしかなくドローもほぼないバントカンパニーとしてはカードの強さのブレはゲームの勝敗に大きく寄与するので秋の騎士はとてもありがたいカードであると言えます。
かといって反射魔道士を全て秋の騎士に置き換えるとなるとそうもいきません。バントカンパニーに入っている除去は反射魔道士の他には流刑への道4枚しかありません。除去が4枚と5枚ではゲームが終わるまでに引き込める確率が違いますし、集合した中隊から実質除去が出てくることがあるということが非常に強力です。前述の通り最低値は低いですが最高値はとても高いです。
どちらも良さがあるので1枚づつがいいと思います。
というわけで2マナ域の調整をきっかけとして秋の騎士をバントカンパニーに採用することになりました。
秋の騎士の比較対象になるカードの認識が増えたのは良いことだと思ってます。
3マナ域に余裕のないバントカンパニーだからこのような過程を経ての採用になりましたが他のカンパニー系や召喚の調べを使うデッキならもっと気軽に採用できるのでしょうね…。
ではまた。
最近記事として残したいほどのことが無くて放置してましたがそろそろ何か書かないとそのまま忘れそうだったので書いてみます。
個人的には秋の騎士はクァーサルの群れ魔道士ほどは強くないと思ってはいましたが2マナの漁る軟泥を増やしたいという考えから1枚を秋の騎士に変更しました。代わりに減ったのは反射魔道士です。
最終的に増えたのは軟泥から復活の声になりましたが秋の騎士1枚は続投です。
バントカンパニーの3マナ域はカツカツで余裕はないのですが3マナ2/1のボディに4点ゲインならば反射魔道士の枠に入れてもいいだろうという考えからです。
理由はバントカンパニーがとるゲームプランにあります。
バントカンパニーはマナクリーチャーを7~8枚採用しているデッキではありますが、基本的には防御を重視します。
地上を固められてから飛行で攻撃するのです。
飛行クリーチャーがいなくても攻勢をかけられるタイミングを見計らってライフレースで勝ちに行きます。
最終的に復活の声が増えたのは守りから攻めに転じるきっかけにしやすいからです。
そのようなプランを取る上でまずは置物対策以外としてクァーサルの群れ魔道士と秋の騎士を比較してみると、
・群れ魔道士は賛美によって攻めに転じた後のキルターンを縮めることができる。
・秋の騎士は4点ゲインと残った本体によって耐えられる時間を引き延ばせる。
といったように完全に役割が違います。
そしてモダン環境はというとカードプールが広がるごとに加速しているのでより防御を重視した方がいいでしょう。
しかし2マナと3マナの差は大きく、デッキの構造上2マナ域は限界(6枚)まで削っていると考えているのでもう減らせません。
というわけで秋の騎士を1枚採用する考えとなりました。
では次に反射魔道士と比べてみます。主な役割はどちらも時間を稼いで有利な盤面を作りやすくすることとします。
反射魔道士はご存知の通り凶悪なテンポ取りカードです。
ですが3マナに見合った価値を生み出せるかは相手によって違います。1枚1枚はものすごく強力だが素直であるBGxやエルドラージ、1度場から離すことにも意味のある人間、コスト軽減に条件があり複数回軽減するのが簡単ではないクリーチャーが多いホロウワンといった相手には効果的ですがクリーチャーで攻めてくるデッキでも親和やドレッジなどといった異常とも呼べる速度で展開してくる相手には効果が薄いでしょう。
もちろんクリーチャーを主体としない相手ならばただの2/3です。
対して、どの相手にも3マナ2/1・4点ゲインとして一定の働きができ回復が不要な相手であれば3マナ4/3バニラとして使える秋の騎士は反射魔道士と似たような役割を果たすことができ、かつブレの少ないカードだと言えます。
集合した中隊を使う以外は引いてきたカードを使うしかなくドローもほぼないバントカンパニーとしてはカードの強さのブレはゲームの勝敗に大きく寄与するので秋の騎士はとてもありがたいカードであると言えます。
かといって反射魔道士を全て秋の騎士に置き換えるとなるとそうもいきません。バントカンパニーに入っている除去は反射魔道士の他には流刑への道4枚しかありません。除去が4枚と5枚ではゲームが終わるまでに引き込める確率が違いますし、集合した中隊から実質除去が出てくることがあるということが非常に強力です。前述の通り最低値は低いですが最高値はとても高いです。
どちらも良さがあるので1枚づつがいいと思います。
というわけで2マナ域の調整をきっかけとして秋の騎士をバントカンパニーに採用することになりました。
秋の騎士の比較対象になるカードの認識が増えたのは良いことだと思ってます。
3マナ域に余裕のないバントカンパニーだからこのような過程を経ての採用になりましたが他のカンパニー系や召喚の調べを使うデッキならもっと気軽に採用できるのでしょうね…。
ではまた。
コメント